
なんで醤油は真っ黒なの?
大豆が原料のしょうゆ、なぜ黒いのでしょうか?。
その理由は、原料にこうじ菌を加ることで、発酵して色がつくから。
醤油とこうじ菌
しょうゆの原料は大豆と小麦、そして塩。
どれも薄い色なのに、どうして黒くなるのでしょうか。
そのカギは、原料にこうじ菌を加えて、発酵させるため。
大豆と小麦にこうじ菌を加え、さらに塩水も加えて「もろみ」をつくり、タンクで半年間、発酵・熟成させます。
その期間に、こうじ菌がつくった「酵素」が、大豆の成分であるたんぱく質をアミノ酸などに分解します。
小麦の成分のでんぷんも糖に分解、そして分解されたものどうしが反応して、濃い色の物質ができます。
そして、もろみから生しょうゆをしぼり取って熱する「火入れ」をして、殺菌のためだけではなく、香ばしくなり、色がさらに濃くなります。
こうして醤油はだんだんと黒くなっていくのです。
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